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Showing papers by "Isamu Hoshino published in 2002"


Journal ArticleDOI
TL;DR: It is shown that gastrointestinal stromal tumor and hypervascular disease are connected by a "spatially aggregating force".
Abstract: 症例は69歳,女性. 1994年5月乳頭部癌にて当院で幽門輪温存膵頭十二指腸切除術施行され経過観察されていた. 2000年2月左上腹部痛・嘔吐が出現し当科緊急受診,左上腹部に腫瘤触知され精査加療目的にて入院となった.入院時血液検査では,炎症所見と中等度の貧血を認めた.腫瘍マーカーは正常範囲内であった.腫瘤は超音波検査にて周辺low, 内部はmixed patternに描出され,上部消化管造影検査では,胃体上部から体下部にかけて外圧迫の所見を認めた.造影CTでは腫瘍は辺縁が造影され,内部はhighとlowの部が混在していた.血管造影ではhypervascularであった.以上より胃原発のgastrointestinal stromal tumorの診断で,腫瘍摘出術+膵尾部切除術を施行した.腫瘍は病理組織学的に腺癌様の部分と非常に未分化な癌細胞よりなる肉腫様の部分からなり退形成性膵管癌巨細胞型と診断された.本腫瘍は予後不良とされ,本症例も術後4カ月にて腹膜播種による再発を認め5カ月にて死亡した.

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Journal ArticleDOI
TL;DR: It is confirmed that the O-IIc/IIc combination will not be marketed as a single product in the future.
Abstract: 症例は50歳,女性.心窩部不快感,黒色便出現にて近医受診となった, 1998年8月11日上部消化管内視鏡検査施行され,易出血性の腫瘍を認めたため,同8月14日精査加療目的にて当科紹介入院となった.上部消化管造影検査・内視鏡検査にて,胃穹窿部後壁に基部を有する腫瘤性病変が,幽門輪を越えて十二指腸球部に脱出しており,腫瘤は体外からの圧迫により胃内に容易に還納された.また前庭部後壁にO-IIc病変を認めた.生検の結果はそれぞれ,過形成性ポリープ(group II)と,低分化腺癌であったため, 1998年8月27日,幽門側胃切除術およびポリープ切除術を施行した. 胃内の腫瘤が十二指腸に脱出する報告は多数認めるが,自験例のように胃の上部に発生した腫瘤が十二指腸に脱出することは比較的稀であり,若干の文献的考察を加えて報告した.

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